受け取る喜び

私は、プレゼントされるよりも、プレゼントする方が好きです。
物をもらうのが嫌いってことではないです。
苦手ってだけです。
照れるから。笑。
もちろん、何かもらったときはうれしいですよ。
けれども、もらうよりも、あげる方が何倍も、私はうれしい。


私の好きな哲学者の一人に、ジェームズ・アレンという方がいます。
その人が、こんなことを言っています。


人は受け取ることよりからも、与えることからの方が、はるかに大きな喜びを手にすることが出来る

—ジェームズ・アレン—

この言葉、好きなんですけど、それはそう感じるからなんです。
私は、あげる方がうれしい。
だから積極的にプレゼントしていくんです。

ところが、物事って、一方通行ではないんですよね。
プレゼントしたら、お返しがくるんです。

日本にはこんな言葉がありますね。
「タダより高いものはない」
この意味は、ただで何かをもらうと、代わりに物事を頼まれたりお礼に費用がかかったりして、
かえって高くつくということです。
コトバンクより

人って、何かされるとお返ししなくちゃと思うみたいで、これを心理学的に言うと、返報性の原則というらしいです。
要は、されっぱなしは気持ちが悪いので、お返しをして自分の気持ちの清算をしたいってことでしょうね。
もらうって言う行為は、一見プラスのように見えて、実はマイナスなのかもしれません。笑。
私は、常々プレゼントする際、お返しはいらないからねって言って渡しますけど、 相手からは、そんなわけにはいかないよって言われます。
そんなとき、私が話をするのは、Pay it Forwardについてです。

普通、人は何かしてもらったら、その人にお返しをします。
これは、Pay it Backです。
これに対するのが、Pay it Forwardです。
Pay it Forwardを直訳すると「先に払う」です。
すなわち、自分が何かしてもらったときに、してもらった相手にお返し(Back)するのではなく、他の誰かに先送り(Forward)するんです。
その他の誰かも、また違う誰かに先送りする。
それが繰り返されていくことで、輪が広がっていく。
これが、Pay it Forwardです。
日本語にも同じ意味をさす言葉があって、恩送りといいます。
Pay it Forwardといえば、先日アメリカでこんな話がありました。

私は、お返しが自分に帰ってきて、そこで完結してしまうよりも、喜びの輪が広がっていく方がうれしいです。
私のした些細なことが、ちょうど池に小石を投げ入れ、水面に波紋を広げるように世の中に広まっていってほしい。
そして、それがやがて、私に返ってくることを願っていますね。笑。

ありがとうございます。
TatsuruHonda



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です