どうしようもない問題

年金の個人情報が、流失したということで世間が大騒ぎになりました。
年金機構の失態ぶりが連日のように報道されていますし、それに便乗した詐欺の被害も出てしまったようです。

流失の原因はパソコンがウィルスに感染したからのようですが、重要な個人情報を扱っているのですから、国はその辺の危機管理を徹底していただきたいです。
まもなくマイナンバー制度が始まります。
マイナンバーは漏れないようにしてもらわないと。
ホントお願いしますね。

ところで、年金はそもそも老後のための貯蓄という意味合いがありますよね。
しかし日本の年金制度は、今現役世代から徴収されている保険料が、高齢者世代に支給されています。
自分が払っている保険料がプールされていて、それが将来返ってくる制度ではありません。
なんだかネズミ講みたいな制度です。

納付率はここ最近上昇しているみたいですが、納付率が上昇しようも、日本は保険料を支払う世代が減り、年金を受給する高齢者が増えていきます。
年金制度は構造的に大きな問題があります。
この制度では、将来年金がもらえないかもと思うのは当然です。
実際に、公的年金だけでは老後は不十分だと感じている人は8割以上います。

私は、今の年金制度では破綻していくと思いますが、保険料は支払っています。
払わないように画策する方法もいろいろあろうと思いますが、今はそれをする気もあまりありません。
それは、支払うことについてメリットとデメリットの両方があって、それを比べたときに絶対払わないほうがいいってなってないからですね。
その辺は、個々人の見解によると思います。

といっても、年金は国民の義務なので払わないってほうが圧倒的に難しいです。
サラリーマンだったら、給料から天引かれちゃいますし。
多くの人は、制度に対して不安があるけど、仕方なく払っているという状態でしょうか。
でも、こういうどうしようもない問題って、意外と世の中にとって良い作用をすることもあると思うんです。

その良い作用とは、自分でどうにかしようとする力が働くことです。
私は、将来年金で老後を暮らそうなんてさらさら思っていません。
年金に対して、全く期待していません。
自分でどうにかするしかないって思っています。

具体的に何をしているかってことですが、もちろん老後に備えて貯金をしているってことではありませんよ。
今いくらか貯金したところで、何になるんでしょうか。
私は貯金って、すごい機会損失を生むと思っています。

貯金じゃないとしたら、なんなのか。
そういうことを考えることが、とても意義のあることです。
どうしようもない問題は、考える材料として最適です。
問題って、社会にとって必要なものだと言えるのかもしれません。

では、今日はこの辺で。

ありがとうございます
TatsuruHonda

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