未来を考えるときの時間軸

100年先まで安心って、ものすごい怪しい感じがしませんか。
私は100年先まで安心だからって言われても、ホンマかいなって仰け反りますね。
これが投資の話だったら、絶対に乗らないでしょうね。

この100年先まで安心っていうのは、政府が年金に対して言っていることです。
政府は100年先まで安心プランを掲げ、100年先までの年金財政の見通しを5年に1回検証しています。
今のところ、この検証の成果が出ているとは私は思えないんですけど、意味ある検証なんでしょうか。

そもそも論として、100年先という設定がどうなんでしょうか。
100年先の日本経済を見通すことになるわけですが、それってわかるんですか。
もしそれがわかるんだったら、なんで日本は1,000兆円を越える借金を抱えているんですか。
なんでここまで少子化が深刻になっているんですか。
近年になって、100年先まで見通せる力がついたっていうんなら、話は別ですけど。

だいたい、そんな先のことを考える必要はないんですよ。
だって、時代や世界は変化していくもので、どのように変化していくかわからないからです。
こういう先のことを考えるときは、未来は何が起こるかわからないってことを大前提として考えるべきです。
そうしたら、そんな先のことを考えることがアホらしくなりますから。
せいぜい5年とか10年先のことを考えられたら、それで十分です。

私は未来のことを考えるときの時間軸は、長くても10年までです。
といっても、10年先までのことを考えるのは稀で、将来のことはもっと短いスパンで考えます。
人生なんて、1年先に何が起こるのかだって分かりませんよ。
今は日本に住んでいるけど、来年はバンコックにいるかもしれないじゃないですか。
これには希望的観測も含まれていますが、そういうことだって、いやそれ以上のことだって人生には起こるってことです。

私は、1年前の自分は今の自分を想像できませんでした。
なので、1年後の自分は今の自分からは想像できない存在になっていると思います。

思いもよらないことが起こるから人生は楽しいです。
未来のことがわからないので、今この瞬間に一生懸命になれるんじゃないでしょうか。

現場からは以上です。

ありがとうございます
TatsuruHonda

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