小さなことの積み重ね

車通りも少なく、どんなに見通しの良い通りであったとしても、信号無視をする車はないでしょう。
でも、これが歩行者であった場合はどうでしょうか。
街を歩いていると、平然と渡っていく人を見かけます。

誰でも知っているかと思いますが、信号無視は立派な道路交通法違反です。
それは車はもちろん、歩行者であっても同様です。

第7条 (信号機の信号等に従う義務)
 道路を通行する歩行者又は車両等は、信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等(前条第一項後段の場合においては、当該手信号等)に従わなければならない。

運転しているときは信号を守るのに、歩いているときは守らない人がいるのはなぜなんでしょうか。
車だと捕まるけど、歩行者だとまず捕まらないから?
罪の意識の問題?
自転車でも信号無視する人がいますが、最近は自転車の取り締まりが厳しくなってきていますので、以前より、自転車での交通違反は減った気がします。
歩行者も取り締まれば、一定の効果があるんでしょうね。
ただ海外だと、赤信号でも車が来ないんだったら渡る、というのが当たり前ってところもあると聞きます。
信号は、律儀に守るってものでもないのかもしれません。

こんなこと言うのもどうかと思いますけど、私は信号は守る派ですね。
信号を守ろうが守らなかろうが、別に大したことではないと思います。
でも私は、信号も守れないような人は、大事な場面での約束事も守れないような人だと思ってしまうんですよね。
私は、そういうささいなことをきっちり守る人を信用します。

人間って、追い込まれた場面や、瀬戸際に立たされたときは本性が出ると思います。
で、そういう本性ってささいな場面や何気ない場面に垣間見れると思うんです。
また、自分に置き換えたときに、信用してもらえるような人になるには、普段からきっちりしておくことが一番だと思います。
ここぞの場面こそ、少しずつの積み重ねが最も効果を発揮します。

ここで最後に、ある一つの哲学的問いを提示して終わりたいと思います。
砂漠に信号機があり、その信号が赤だったとします。
待てど暮らせど一向に、信号は青に変わりません。
もちろん、車がくる可能性なんてゼロですし、そこには人っ子一人おらず誰も見ていません。
そのときでも、信号を守るべきでしょうか?

現場からは以上です。

ありがとうございます
TatsuruHonda

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