アメリカ大統領選

今年の11月に、アメリカで大統領選がありますが、共和党の候補者がドナルド・トランプ氏に確定しました。
トランプ氏については、その発言が過激ということで注目を集めていますが、私もまさか候補者になるとは思っていませんでした。
だって、発言が過激というか、もうメチャクチャですよ。
メキシコとの国境に壁を作るとか、イスラム教徒を全員アメリカから追い出すとか、発言するのは個人の自由ですが、とても実現できるような内容には思えません。
(発言についてまとめてあるサイトがありましたので、その他のものはこちらを参照ください。)

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なぜトランプ氏に支持が集まっているのか。
一つには世相が関係しているという見方があります。
過激な発言に支持が集まるのは、今の現状を打破したいという思いがあるからです。
比較的好調と言われるアメリカ経済ですが、現状に不満を持っている人が多いようです。
その人たちからしてみれば、トランプ氏の発言は魅力的に映るのでしょう。

また、現アメリカ大統領のオバマ氏との対比も関係しています。
オバマ氏は、失言も少なく理想的な大統領と言われています。
いうならば、トランプ氏とは真逆の人です。
オバマ大統領にはないその過激さが、国民にとって新鮮だったのでしょう。

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民主党の候補者はヒラリー・クリントン氏になりそうですが、そうなると、トランプ氏対ヒラリー氏という構図になります。
下馬評ではヒラリー氏が勝つと予想されており、アメリカで初の女性大統領が誕生するのではないかと今のところ言われています。

トランプ氏が大統領になる可能性は低いようですが、それでも勝負は蓋を開けてみるまでわからないものです。
刻々と戦況が変わっていく中で、どこかのタイミングで逆転することも十分考えられます。
だって、まず候補者に指名されると誰も予想していなかったんですから。
そして、下馬評が低い方が追い上げ始めると、勢いそのままに逆転という展開が往々にしてあります。
私は、トランプ大統領が誕生しても驚かないと思います。

ただトランプ氏が大統領になると、アメリカという国が世界的に孤立するんじゃないかなと思います。
イスラム教徒に対する発言では、世界各国から批難されましたし、イギリスではトランプ氏のイギリス入国禁止を求める署名活動も起こりました。
トランプ氏は、かつての強いアメリカを取り戻そうと考えているのかもしれませんが、グローバル化した現代社会では、世界との協調が必要です。
強いアメリカを取り戻そうとすることが、アメリカの衰退を招きかねないのです。

まだ11月まで時間もありますし、民主党候補者もこの先どうなるかわかりません。
大統領選の行方には、注視していきたいと思っています。

現場からは以上です。

ありがとうございます。
TatsuruHonda

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