イギリスのEU離脱(Brexit)

イギリスのEU離脱(Brexit)にはとても驚きました。
直前の世論調査では残留派が優勢だったこと、人間が変化することよりも現状維持を望む性質があること、などを考えた場合に、最後は残留するだろうと思っていました。
ところが蓋を開けてみれば、結果は離脱。
その衝撃度たるや、計り知れません。

なぜ離脱派が勝ったのかについては、様々な要因がありますが、一つには、投票率があります。
残留派と離脱派はざっくりと言って、世代によってその傾向が分かれていました。
若者は残留派で、高齢者が離脱派だったのです。
若者のが投票率が低く、高齢者のが投票率が高かったため、離脱派の方が最終的な得票数としては勝ったと考えられています。

イギリスはすぐにEUから離脱するわけではなく、これから2年ほどかけて交渉作業をしていきます。
この問題は始まったばかりです。
また、さらなる問題が引き起こる可能性もあります。
イギリスに続いてEUから離脱する国が出てきたり、イギリスという国が解体されるという事態が想像されます。

イギリスが解体されるというのは、イギリスは、イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズの4つの国からなる連合王国なのですが、今回の投票で、スコットランドは残留派が多数を占めました。
これを受けて、スコットランドの首相ニコラ・スタージョンは独立を示唆しています。
北アイルランドやウェールズでも同様のことが起こるかは不明ですが、スコットランドに追随しても何ら不思議ではありません。

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私は、 Brexit によって、世界は大きく変わって行く気がしています。
一つの時代が終わって、また新しい時代が始まった、その転換点を今迎えているんだろうと思います。

現場からは以上です。

ありがとうございます。
TatsuruHonda

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