僕には選挙権がなかった

明日、7/10（日）は、参議院選挙です。
世論調査を見る限り、なんだか自民党が勝ちそうですね。
参議院で単独過半数を獲得するとか、改憲に前向きな政党や無所属議員を含めて憲法改正の発議に必要な3分の2を確保するとか、言われています。
おそらくこの結果になるので、どこかのタイミングで自民党は憲法改正に動くこと、請け合いでしょう。

また今回の参議院選挙は、選挙権が18歳に引き下げられて初めて行われる国政選挙でもあります。
10代にも選挙権が与えられたということで、若者の政治に対する関心が多少でも高まることも期待されています。
と言っても、注目されるのは最初だけで、回数を重ねるごとに10代の投票率も下がっていくんでしょうけど。

前回も言いましたけど、僕は選挙には行くべきだと思います。
政治家も選挙に落ちればただの人です。
政治家が政治家であり続けるためには、選挙に当選し続けなければいけません。
つまり、選挙の時に自分に票を入れてもらう必要があります。
票を入れてもらうためには、票を入れてくれる人が望む政策を考えるというのが自然な流れです。
今の政治家が、投票率が低い若者の方を向いていないのは当然と言えば当然です。
政治家にこっちを向いてもらうためにも、投票には行くべきだと思っています。

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僕は選挙権が与えられてから、投票に行かなかったことはありません。
国政選挙だけでなく、地方選挙でも必ず投票に行っていました。
もちろん今回の参議院選挙にも行くつもりでした。
が、結果から話すと、僕には選挙権がありませんでした。
厳密な話をすると、選挙権はあるんですけど、その権利を行使する場所がなかったのです。

それが発覚したのは今日の7/9なんですけど、今朝、期日前投票をしようと区役所に行きました。
そもそも、選挙のはがきが一向に届かなかったので、おかしいなと思っていました。
はがきがなくても、身分証明書があれば投票できたと思いましたので、とりあえず投票所に行きました。
会場で、はがきが来ていない旨を職員の人に伝えたら、調べてもらえるということで、住所などの情報を伝えて調べてもらったところ、僕には選挙権がないってことがわかりました。

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ことの原因は、僕が引越しをしたことにありました。
選挙権は、年齢要件を満たしていることのほかに、各市区町村の選挙人名簿目に登録されている必要があります。
選挙人名簿に登録されるには、基準日までに引き続き3ヶ月以上、その市区町村の住民台帳に記載され、また居住していることが条件のようです。

僕が引越しをしたのは2/14です。
職員の人が言うには、今回の基準日は6/21だったそうです。
基準日は、2/14からは3ヶ月以上経過しているので、問題ないようかのように思えますが、実は僕が住民票を移した日が問題で、その移した日というのが実際に引越した日から1ヶ月以上経過した3/27でした。

てか、そもそも住民票って、引越してから14日以内に移さないといけないと法律で定められています。
そのことを僕は知らなかったわけではないのですが、区役所ってほぼ平日しかやってないし、なかなか時間が作れなくて行けなかったんですよね。
一応、手続きが遅れた場合には罰則（最大5万円の過料）が規定されていますが、実際にそれが課されるかといえば、忙しかったなどの理由があれば課されることもありません。
つまるところ実害がないので、期限内に移さなかったんです。
事実、僕も罰則は課されていません。

で、3/27は6/21からわずかですが3ヶ月経過していません。
なので、引越し先での選挙人名簿には僕の名前が記載されておらず、そこでの選挙権はないことになります。
では、引越す前の住所地ではどうなっているかですが、こっちの選挙人名簿にも僕の名前はなかったのです。

職員の人が教えてくれたのですが、住民票の異動時に実際に引越した日を記載します。
その日で引越す前の住所地の選挙人名簿からは、名前が削除されるとのことです。
僕の場合は、2/14をもって選挙人名簿からは名前が消されたということになります。

よって、僕には選挙権がありませんでした。
住民票をもう少し早く移していたら、選挙権はあったのですが、それを怠ったため、今回の参議院選挙では選挙権がなくなりました。
選挙に行くべきと言っておきながら、選挙に行けないというのはなんとも恥ずかしいです。
選挙に行くと同時に、引っ越した時はちゃんと期限内に住民票を移しましょう。
その重要性を今回でまざまざと思い知らされました。

でも、よく考えたら、期限内に住民票を移しても選挙権がない事態もあり得るんじゃ？？

現場からは以上です。

ありがとうございます。
TatsuruHonda