
引退について考える。
NBAのスーパースターであるコービーブライアントが引退を表明しました。
私は何年か前にNBAをよく観ていたのですが、その時のコービーはNBAでNo.1と言っていい選手でした。
コービーは数々の歴代の記録を塗り替えてきた選手で、殿堂入りは確実です。
そんな偉大な選手が引退してしまうのですから、当然世間は騒ぎますし、活躍していた時代を知る私も寂しく思います。
引退を決断したのは、近年悩まされている怪我によることのようですが、引退表明のコメントでコービーは、「私の心や頭はまだやれるが、…」と発言しています。
年齢的には37歳とバスケット選手としてはベテランの域に入りますけど、これだけの選手であればまだ十分活躍できるはずです。
本人の中も、それを自覚した上での引退です。
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若い時から、自分の引退について考えることは少ないかもしれません。
自分はサラリーマンだから、引退の時期は決まっていると考えているかもしれません。
しかし、これからは定年退職という概念はどんどんなくなっていきます。
だって、年金の財政問題があるので。
多くの人は定年退職後も働き続けることになります。
そもそも、定年退職の年齢も75歳とか80歳になっていきます。
(ホンダが定年を65歳に延長したというニュースが出ていました。)
60歳で定年退職(引退)して、その後ゆっくり余生を暮らすというのは、もうオワコンの話です。
これからは自分から引退しなければ、余生なんてない時代です。
余生は必要ないって人、つまりずっと働き続けたいっていうのなら、そのまま働き続けたらオッケーです。
でも、働くのもいいけど、10年ぐらいは余生を謳歌したいって人もいますよね。
その10年でしたいと思っていることは、80歳からの10年でも十分できることですか。
それが体力がないとできないことなら、80歳は遅いかもしれません。
そうやって考えたら、自分は50歳や60歳で一旦引退すべきかもって思う人だっているはず。
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引退のタイプには、生涯現役タイプ(三浦知良さんなど)か、全盛期引退タイプ(王貞治さんなど)がありますが、私は全盛期引退タイプがいいと思っています。
それは、早々に引退してのんびりしたいっていうのと、また違う人生を生きてみたいって思うからです。
どういう風に引退するかは人それぞれだと思いますけど、大事なことは、引退の形について自分で考えて決めるってことです。
定年退職で引退って時代は、もう終わってますよ。
現場からは以上です。
ありがとうございます。
TatsuruHonda