限界を超えたくないなら超えなくていい

前回のエントリでは、超えられないと思っていることでも、やがては超えられていくってことを書いたのですが、その限界を超えるために、必要なことって何なのでしょう。
それは、自分はその限界を超えられるって思うことですよね。

何だ、精神論の話かいって思われた方、その通りです。
フランスの小説家ジュール・ヴェンヌが、こんなことを言っています。
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
この言葉の裏を返せば、そもそもできると思わないければ、できるはずがないってことですね。

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ノミの話をご存知でしょうか。
ノミとは、だいたいどこの家にもいるあの昆虫の蚤です。
昆虫はあんまり得意じゃないので細かい説明は省きますけど、ノミはジャンプ力が驚異的です。
どのくらい飛ぶのかというと、だいたい30㎝は飛べるそうです。
30㎝って聞くとたいしたことないように感じますけど、ノミは大きさが10ミリ以下なので、それを考えればとてつもない数字になります。
自分の大きさの何十倍も高く飛べるってことです。

30㎝飛べるノミを、高さ20㎝の箱に入れたらどうなるでしょうか。
ノミのポテンシャルからすれば、当然箱の外に飛び出すことができます。
今度はその箱に蓋をして、しばらく置いた後で、蓋を取るとどうなるか。
ノミは箱の外に飛び出すことができる、、、?

これができないのです。
蓋をされた20㎝箱の中でジャンプしていたノミは、蓋が外されても20㎝以上飛ぼうとしないそうです。
本来なら30㎝飛ぶことができるのに。
この場合、箱の高さは関係なくて、例えばこれが10㎝の箱だったとしても、ノミは10㎝しか飛べなくなるそうです。

◆◆◆

人間も同じじゃないでしょうか。
知らず知らずのうちに自分で蓋をしてしまって、自分で限界を作っていませんか。
自分で限界を作ってしまったら、それ以上の存在になることはできませんよ。
ってことを、私は言いたいのではありません。

別に自分は箱の中でいいと思うならそれでいいし、無理に外の世界に飛び出さなくてもいいです。
箱の中は安全だし、その人にとっては居心地がいいかもしれないじゃないですか。
それを、もっとできるんだからとか、もったいないからとか、というくだらない理由で駆り出されてもたまったもんじゃありません。

そういえば、最近内閣改造が行われて、よく分からない名前の大臣が作られましたよね。
全員が全員活躍したいに違いないと、本気でお役所の方々は思っているんでしょうか。
私は、ゆるく生きられたらそれでいいんですけど。

現場からは以上です。

ありがとうございます。
TatsuruHonda

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